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[2025最新] これからの会計事務所に特に必要な顧客管理について解説

(士業DXアドバイザー) 藤本理恵2025年7月18日 · 4 読了目安

事務所業務を、ひとつのプラットフォームで

分散していたツールを、会計事務所向けに設計されたTaxDomeへ。10,000以上の事務所、300万人超のクライアントに利用されています。
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[2025最新] これからの会計事務所に特に必要な顧客管理について解説

会計事務所は通常多くの顧問先を抱えており、管理する情報が増えるほどセキュリティにも配慮が必要です。そのため、「顧客管理の課題を解消したいが、具体的にどうすればよいか分からない」と悩む方も少なくないでしょう。

そこで今回は、会計事務所の顧客管理における課題解決の方法をご紹介します。

・顧問先の情報が膨大で管理が難しい

・顧客管理の課題を解決したい

・効率的に顧客管理を行う方法を知りたい

このような悩みを持つ方は、この記事を参考にすることで、会計事務所の顧客管理における課題の原因が分かり、業務負担の大幅な軽減につながるでしょう。

目次

  1. 会計事務所の顧客管理における問題点
  2. 会計事務所におけるITを活用した顧客管理方法のポイント
  3. 会計事務所で顧客管理ツールを導入すべき理由
  4. 会計事務所の顧客管理には「TaxDome(タックスドーム)」がオススメ
  5. まとめ

会計事務所の顧客管理における問題点

この章では会計事務所が直面する顧客管理の問題点について解説します。以下の点に該当する場合は改善が必要です。

作業ミスが起こりやすい

会計事務所における顧客管理の作業では、ミスが発生しやすい要因があることがしばしば見受けられます。

特にExcelやスプレッドシートを使用してデータを管理している場合、セル選択の誤りやコピーペーストのミスが頻繁に発生します。これらのツールは便利である一方で、手作業による入力や操作が求められるため、人的ミスが起こりやすくなります。

会計事務所は顧客から信頼を得て業務を行っているため、信頼を損ねるようなミスは避けなければなりません。しかし、日々取り扱う情報量は非常に多いため、入力や転記の手間が増え、それに伴って記載ミスも起こりやすくなるのです。

スタッフ間の情報共有が非効率

会計事務所において、スタッフ間での情報伝達が非効率であることは大きな課題となります。

会計事務所のスタッフには複雑な税制手続きや顧客の最新情報を正確に把握しておくことが求められます。これにより、クライアントに対して適切なアドバイスやサービスを提供することができるからです。

そのため多くの事務所では、定期的にスタッフ全員が集まってミーティングを行い、最新の情報を共有する努力がなされています。しかし顔を合わせて行うミーティングそのものが、業務の負担となることもあるのです。

例えば、全スタッフが一堂に会するための時間を確保することが難しい場合もあれば、ミーティングが長時間に及ぶことで他の業務に影響が出ることもあります。また、ミーティングのために物理的な場所を準備しなければならない場合もあるでしょう。これもまた、時間とリソースの浪費となりかねません。

顧問先が多く、情報管理が煩雑

会計事務所が取り扱う顧客情報は非常に膨大であり、その管理の難しさは大きな課題となっています。特に、多くの事務所ではExcelやスプレッドシートを利用して顧客情報を管理していますが、この方法にはいくつかの問題点が伴います。

まずすべての業務をExcelやスプレッドシートで管理していると、顧客が増えるたびにファイルがどんどん大きくなり、開くのに時間がかかるようになるでしょう。大量のデータを含むファイルは処理速度が遅くなり、必要な情報を探すのに余計な手間と時間がかかります。

特に複数のスタッフが同じファイルを同時に使用する場合、ファイルの保存や更新に時間がかかり、業務効率が低下することがあります。

さらに、Excelやスプレッドシートのセルには限られた情報しか記載できないため、顧客とのやりとりを時系列で追うことが困難です。

そのため、顧客ごとの詳細な履歴ややりとりの記録を一元的に管理することが難しく、情報の漏れや重複が発生しやすくなります。例えば、顧客とのメールでのやり取りや電話での会話の内容を詳細に記録しようとすると、複数のファイルやシートに情報が分散してしまい、全体像を把握するのが難しくなるでしょう。

情報の検索や確認に時間がかかることで他の重要な業務に割く時間が減少し、結果としてサービスの質が低下するリスクがあります。また情報の誤記入や漏れが生じやすくなり、顧客に対する信頼性にも悪影響を与える可能性があります。

会計事務所におけるITを活用した顧客管理方法のポイント

この章では会計事務所における、ITを活用した顧客管理方法のポイントについて解説します。

ITを活用する目的

会計事務所が顧客管理においてITを活用する目的は、多岐にわたる業務の中で作業ミスを防ぎながら業務の品質を保ち、効率的に短時間で作業を完了することにあります。

具体的には膨大な顧客データを正確に管理し、必要な情報を迅速に検索・取得できるシステムを導入することで、手作業によるミスを減らし、業務の信頼性を高めることが重要です。

会計事務所では、まず自社の業務フローをしっかりと把握し、そのフローに基づいて最適なITツールやシステムを導入することで、業務の品質向上と効率化の追求が可能になります。

具体的には、顧客情報のデジタル化、タスク管理ツールの導入、自動化された会計ソフトの利用などが考えられます。従来の手作業に比べて作業時間の短縮とミスの減少が実現し、結果的にコスト削減にもつながるでしょう。

ただし、すべてのITシステムが事務所のニーズに適合するわけではありません。事務所に適合しないシステムを導入すると、かえって非効率になり、システムの導入や運用にかかる時間とコストが無駄になる可能性があります。

例えば過剰に複雑なシステムや、スタッフが使いこなせないシステムは、操作に時間がかかり、誤操作のリスクも高まります。そのため、導入前に慎重な検討とテストが必要です。会計事務所としては、ITを活用する目的を明確に意識しながら、適切なシステムを選定・導入することが重要です。

まずは現状の業務フローや課題を詳細に分析し、その上で最適なシステムを選びましょう。そして、必要なトレーニングをスタッフに提供することで、スムーズな移行と効果的な運用が可能となります。

また導入後も継続的にシステムの運用状況を監視し、必要に応じて改善を加えることで、長期的な効率化と品質向上を実現することができます。

運用規則の設定

ITを活用して効率的な業務運営を実現するためには、事務所内での業務や情報共有を円滑に進めるための明確な運用ルールを設けることが極めて重要です。したがって、具体的な手順やガイドラインを整備する必要があります。

まず、システムの業務手順書や操作マニュアルを作成しましょう。これにより、すべてのスタッフが共通の理解を持ち、システムの操作方法や業務の進め方について一貫性を保つことができます。

操作マニュアルは具体的なステップを示すだけでなく、トラブルシューティングの手順やよくある質問への回答も含むべきです。これにより、システムの利用に関する疑問や問題が発生した際に、迅速かつ効果的に対応することができます。

さらに、業務の実施中に見つかる改善点を順次運用ルールに反映していくことも必要です。

ITツールやシステムの導入は一度きりの作業ではなく、継続的な改善プロセスの一環として捉えましょう。業務を行う中で見つかる不便な点や効率化の余地がある部分については、定期的にフィードバックを収集し、運用ルールやシステム設定に反映させていきます。

このフィードバックループを確立することで、システムの運用が事務所の実情により合ったものとなり、長期的な視点で見た場合の業務効率化と品質向上が実現されます。

例えば定期的なスタッフミーティングを開催し、システムの利用状況や業務プロセスの問題点について意見を交換する場を設けるとよいでしょう。

また新しいシステムやルールが導入された際には、その運用状況を継続的にモニタリングし、必要に応じて迅速に改善を行う体制を整えることが重要です。

会計事務所で顧客管理ツールを導入すべき理由

この章では会計事務所が顧客管理ツールを導入すべき理由について解説します。Excelやスプレッドシートでの顧客管理に不便さを感じている担当者の方は、ぜひご覧ください。

業務品質の向上が見込める

ITツールの導入は、業務の品質向上に寄与します。例えば、「テンプレート機能」を持つツールに顧客管理のテンプレートを登録すると、一から作成する手間が省けます。その結果詳細な顧客情報を引き出しやすくなるため、相談や提案の質が向上するでしょう。

ITツールを活用すれば、テンプレートの利用によって面談時に顧客から必要な情報を過不足なく収集できるのです。 工数管理がしやすくなる

税務・会計業務は、申告書の作成からクライアントとのやり取り、リマインダー設定、承認フローまで作業が多岐にわたり、各業務にかかる工数の把握が難しくなります。CRMツールを導入することで、各タスクの開始・終了時刻、作業担当者、ステータス、進捗状況がリアルタイムで可視化され、業務のボトルネックやリソース配分の過不足を判断しやすくなります。これにより、「どの業務に何時間かかったか」「誰がどのタスクで負荷が高いか」が明確になり、今後の業務改善や働き方改革に資するデータを効率的に収集・分析できます。

強力なセキュリティで情報を保護

次に、厳密なセキュリティで顧客情報を管理できるのもITツールの大きなメリットです。Excelで情報を管理していると、誰でも簡単にアクセスできてしまい、情報漏えいのリスクが高まります。

万が一情報漏えいが発生すると、顧問先に大きな損害を与えるだけでなく、事務所の社会的信用も失墜しかねません。

一方ITツールには、ログイン時のパスワード設定や、特定のメンバーにのみ閲覧・共有を制限する機能があります。

そのため、従来のExcel管理よりも、より安全なセキュリティ体制で情報を運用できるのです。

情報へのアクセスが容易になる

情報へのアクセスが容易になるメリットもあります。ITツールには通常「検索機能」が搭載されており、キーワードを入力するだけで目的の情報に迅速にアクセスすることが可能です。

また顧客情報が一元管理されるため、Excelでよく見られる「フォルダを間違えて情報が混在する」といった問題も解消されます。

会計事務所の顧客管理には「TaxDome(タックスドーム)」がオススメ

1. 税務・会計業務に最適化されたワークフロー

TaxDomeは、会計事務所の日常業務である「確定申告」「法人決算」「記帳代行」「年末調整」など、繰り返し発生するプロジェクトを効率よく管理できるように設計されています。各業務ごとに、タスクをテンプレートとして登録しておけば、新たな案件ごとに自動で同じ流れを再現可能です。さらに、顧客への書類提出依頼や電子署名のリクエスト、担当者へのアサインなども、自動化されたワークフロー内に組み込めるため、対応漏れや連絡ミスを防げます。プロセスが標準化されることで、新人スタッフでもスムーズに業務を遂行でき、全体の生産性が大きく向上します。

2. 顧客ポータルでコミュニケーションを一本化

事務所だけでなく、クライアント専用のポータルが用意されています。このポータルを通じて、書類の提出依頼、チャットでのやり取り、進捗の確認、請求書の送付など、すべてのコミュニケーションを一か所で完結できます。たとえば、「◯月◯日までに源泉徴収票をアップロードしてください」といった依頼を送ると、クライアントはポータル上からすぐに対応可能。提出された書類は案件と自動で紐づき、どの書類が届いているか、何が未対応かが一目で分かります。

これにより、メールや電話、チャットアプリなどに分散しがちなやり取りが集約され、「誰が、何を、いつ対応したか」が明確になり、確認作業やフォローアップの手間が大幅に削減されます。

3. タスク管理・プロジェクト管理で進捗可視化

各サービス(例:確定申告、年末調整、試算表作成など)ごとにタスクテンプレートを作成できるため、ルーチン作業のスケジュールをあらかじめ組むことができます。TaxDome上では、担当者別・期日別でタスク進捗が一目瞭然。遅れの兆しがある業務には早期にアラート通知が飛び、迅速なフォローアップが可能です。

4. 効率的な工数管理と収益性分析

それぞれのタスクに対して工数(作業時間)を入力でき、その累計を案件別・クライアント別に自動集計します。さらに、売上データと組み合わせることで、案件や顧客単位での収益性分析も可能。無駄な工数や採算の悪い案件を発見し、改善策の策定に役立てられます。

5. ドキュメント管理とバージョン履歴

TaxDomeでは、顧客から受け取った書類や、会計事務所側で作成した帳票・報告書などをクラウド上に安全に保管できます。ファイルは顧客ごと・案件ごとに整理され、ドラッグ&ドロップでのアップロードや検索も可能です。また、書類の提出依頼や、パスワードなしでのセキュアなファイル共有リンクの発行もワンクリックで対応できるため、業務スピードが大幅に向上します。アクセス権限の設定も柔軟で、「誰に」「どの書類を」「いつまで見せるか」を細かくコントロールできます。

6. 安全性・コンプライアンス重視の設計

米国・欧州などのクラウド水準に準拠したセキュリティ体制で、二要素認証(2FA)などを使った多層的なアクセス管理が可能です。ログの出力やアクセス記録のトレイルも充実しており、ガバナンス強化を目指す事務所の要件を十分満たします。

7. 自動リマインダーと定型メール送信

提出期限などの重要な日付に対し、クライアント向けの自動リマインダーや定型メールを設定可能。定期的な接触が「漏れ」なく行えるため、サービス品質の均一化とクライアント満足度の向上に繋がります。

8. スケーラブルなアーキテクチャ

将来的に支店展開やスタッフ増員を検討する事務所にとって、ユーザー管理・ロール設定・アクセス権限の構造が柔軟なことは大きなメリットです。TaxDomeは多拠点でも中央管理がしやすく、規模拡大時の運用負荷も低く抑えられます。

まとめ

これまで、会計事務所の顧客管理における課題解決方法についてご紹介しました。

顧客管理における「人為的なミス」や「非効率な情報共有」といった問題の解決には、ITツールの導入・運用が最適です。ITツールを使用すれば、Excelやスプレッドシートによる顧客管理よりも作業負担が軽減されるだけでなく、セキュリティやアクセス性も大幅に向上します。

ただしメンバーが使いやすいツールを選ばないと、かえって業務の負担が増える可能性があります。したがって、顧客情報を適切に管理するためには「誰でも簡単に使えるITツール」が不可欠です。

会計事務所の顧客管理には「TaxDome(タックスドーム)」の導入がオススメです。

TaxDomeは、プロセスの自動化に重点を置き、税務会計を含む士業事務所の業務効率を向上させるために開発されたクラウドベースの業務管理ツールです。TaxDomeを導入することで、事務所内のタスクやプロジェクトの管理、顧客とのコミュニケーションなど、事務所のオペレーションのほとんどを自動化することができます。会計事務所による実際の運用を考慮して作られた、顧客管理(CRM)機能も備えており、その他の機能と連携したかたちで使うことができます。

TaxDomeは様々な機能がオールイワンで揃った総合型DXツールなため、顧客管理メソッドを改善していく過程において、その他のオペレーション課題を解決していくこともできます。

DX化をどこから始めれば分からない会計事務所は、ぜひ,TaxDome の導入検証をされることをオススメします。

(士業DXアドバイザー) 藤本理恵
執筆者: (士業DXアドバイザー) 藤本理恵
48 記事

士業事務所の業務改善やクラウド活用に関する調査・分析に携わる立場から、
バックオフィス改革やDX推進に役立つ実務的な情報を発信。専門分野は、会計・税務分野のクラウド化と業務フローの最適化。

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業務一元管理を軸にしたTaxDome導入|杉本聖税理士事務所の活用事例

さいたま市浦和区を拠点とする「杉本聖税理士事務所」は、顧問業務から医療法人支援まで、実務の積み重ねによって専門領域を広げてきた税務・会計のプロフェッショナルチームです。 企業や個人事業者、医療法人など、関与する顧問先の形態やフェーズが異なるなかで、扱う情報や判断の前提が一様ではなく、業務の進め方や情報管理のあり方が、同事務所におけるオペレーション上の課題となっていました。 そうした状況を受けて、業務管理や顧客対応の在り方を見直し、DXへの取り組みの一環としてTaxDomeの導入を決定。顧客情報、資料、進捗状況を一つの基盤に集約することで、日々の業務を事務所全体で把握できる体制づくりを進めています。 今回お話を伺ったのは、同事務所の代表税理士である杉本聖さん、シニアコンサルタントの松原勇太さん、そしてTaxDome導入・運用を推進してきた池上純平さんの3名です。実際の現場でTaxDomeを活用している立場から、導入の背景や運用の工夫、使い続けるなかで見えてきた変化、そして現在も試行錯誤している点についてお話しいただきました。 目次 医療・建築分野に強みを持つ事務所だからこそ直面した情報管理の課題 情報分散への不安から、一元化という方針へ 情報を見る場所を一本化する判断 人が増えるなかで求められた共有基盤 現場で感じている使いやすさ 進捗管理と対応漏れの防止 今後を見据えた運用の考え方 事務所の成長とDXへの向き合い方 事務所の成長とともに、DXとどう向き合っていくか TaxDomeについて 目次 目次 医療・建築分野に強みを持つ事務所だからこそ直面した情報管理の課題 情報分散への不安から、一元化という方針へ 情報を見る場所を一本化する判断 人が増えるなかで求められた共有基盤 現場で感じている使いやすさ 進捗管理と対応漏れの防止 今後を見据えた運用の考え方 事務所の成長とDXへの向き合い方 事務所の成長とともに、DXとどう向き合っていくか TaxDomeについて 医療・建築分野に強みを持つ事務所だからこそ直面した情報管理の課題 杉本聖税理士事務所の特徴としてまず挙げられるのが、医療関係と建築関係に強みを持っている点です。法人顧問や個人の税務対応を軸としながら、単なる申告業務にとどまらず、事業全体の状況を踏まえた関与を行ってきました。近年はM&A事業にも取り組んでおり、税務・会計の枠にとらわれず、経営判断に関わる領域まで支援の幅を広げています。また、制度改正や新しいルールへの対応についても、顧問先任せにするのではなく、事務所として理解を深めたうえで、分かりやすく伝える姿勢を重視してきました。 こうした取り組みは、顧問先対応にとどまらず、外部向けの学習会やセミナーといった形でも表れています。インボイス制度のように実務への影響が大きいテーマについて、事業者向けに解説を行う機会を設けることで、制度理解を前提とした支援を行ってきました。 一方で、医療関係や建築関係の顧問先では、freeeやマネーフォワード クラウドといった会計ソフトを利用しているケースも多く、顧問先ごとに前提となるデータや管理方法が異なります。そのなかで、税務・会計ソフトとは別に、顧問先とのやり取りや資料、進捗状況をどこで管理するかという点が、事務所側の課題として次第に浮かび上がってきました。 このように、専門性の高い顧問先を支えるなかで、同事務所が扱う情報量や判断材料は年々増えています。どの資料が最新なのか、誰がどこまで対応しているのかをすぐに確認できない状態は、業務の効率だけでなく、判断の正確性にも影響します。そのため同事務所では、業務の進め方や情報管理のあり方を、事務所全体としてあらためて見直す必要性を感じるようになっていきました。 情報分散への不安から、一元化という方針へ TaxDome導入以前、杉本聖税理士事務所では、顧客とのやり取りや資料、進捗状況が複数のツールに分かれて管理されていました。顧問先からの連絡はメールやチャットツール、資料はクラウドストレージや紙といった形で散在し、「どこを見れば、今必要な情報がそろっているのか」を確認する作業が、日常業務のなかで少なからず発生していたといいます。 特に、医療や建築といった分野では、判断に必要な情報が断続的に発生します。過去のやり取りや資料を参照しながら意思決定を行う場面も多く、情報が分散している状態は、そのまま確認漏れや行き違いのリスクにつながりかねません。杉本さんも、そうした状況を踏まえ、業務そのもの以前に「必要な情報を確実に把握できる状態」を整える必要性を感じるようになっていたといいます。 そうした状況を受けて、同事務所のなかで次第に意識されるようになったのが、「すべてを一元的に把握できる状態」をつくることでした。単にツールを減らす、あるいは新しいツールを導入することが目的ではなく、必要な情報が一か所に集まり、誰が見ても同じ前提で状況を把握できること。その状態を実現することが、業務改善の軸として明確になっていきました。 検討の過程では、Notionの活用を継続する案や、Google Driveを中心とした運用に切り替える案に加え、MyKomonについても情報収集を行っていました。既存の業務フローやスタッフ構成、将来的な事務所の規模感を踏まえながら、「顧客情報、資料、進捗、やり取りを一つの画面で把握できるかどうか」という視点で比較検討を進めていったといいます。 と、杉本さんは語ります。 ツールを増やして管理を複雑にするのではなく、情報を見る場所を一本化する。その方針に最も合致した選択肢として、TaxDomeの導入を決定しました。 情報を見る場所を一本化する判断 TaxDome導入前、同事務所ではNotionを用いてタスク管理や情報整理を行っていました。業務を整理するうえで一定の役割は果たしていたものの、顧客情報や資料、顧問先とのやり取りまでを一元的に集約できていたわけではありません。結果として、「タスクはNotion」「資料はクラウドストレージ」「やり取りは別のツール」といった形で、情報の所在が分かれている状態が続いていました。 TaxDomeの導入を決めたあとも、すべてを一気に切り替えたわけではありません。池上さんは、「最初から完璧な形を目指すのではなく、まずは情報を見る場所を一つにすることを優先しました」と話します。どの資料が最新なのか、どこを見れば進捗が分かるのか。その“起点”をTaxDomeに置くことを意識し、少しずつ運用を移行していきました。 現在も、紙で受け取った資料をTaxDomeに取り込み、外出先や別のスタッフでも同じ情報を確認できる状態を整える作業が続いています。すべてが完全に移行できているわけではないものの、「TaxDomeを見れば、今の状況が分かる」という共通認識が事務所内に生まれつつあります。 この進め方について杉本さんは、「一気に変えるよりも、まずは集約する場所を決めることが大事だと思いました」と話します。ツールを使いこなすことよりも、情報が散らばらない状態を作ること。その考え方が、同事務所のDXの進め方を特徴づけています。 人が増えるなかで求められた共有基盤 TaxDome導入当時は4人体制だった事務所も、現在では7名ほどに増えています。人が増えることで対応できる業務の幅は広がる一方、業務内容や関与範囲が多様化し、情報共有や引き継ぎの重要性も高まってきました。 そうしたなか、最近では社会保険労務士のスタッフが新たに入社しましたが、入社日からTaxDomeを使って業務に入れる状態が整えられていました。顧問先の基本情報や進捗、これまでのやり取りをTaxDome上で確認できるため、個別に背景を説明しなくても、業務の全体像を把握しやすかったといいます。 このように、新しく加わったメンバーが早い段階から業務に関われる環境が整っていることは、TaxDomeが単なる業務支援ツールではなく、事務所全体を支える基盤として機能し始めていることを示しています。特定の担当者しか分からない情報を減らし、誰が見ても同じ前提で業務を進められる状態が、日々の運用のなかで少しずつ定着してきました。 人員構成や取り扱う業務領域が変化するなかで、TaxDomeは「まずここを見れば状況が分かる」場所として位置づけられつつあります。事務所運営を支える共通の業務インフラとして、その役割は徐々に明確になっています。 現場で感じている使いやすさ TaxDomeを使い続けるなかで、同事務所では、業務の進め方そのものに少しずつ変化が生まれています。特徴的なのは、「何かあれば、まずTaxDomeを見る」という行動が、事務所内で自然に定着してきている点です。顧問先に関する情報や資料、過去のやり取りを確認する際の起点が一つに定まったことで、確認のための動きがシンプルになりました。 杉本さんは、「Google Driveのような感覚でファイルを探せる点は分かりやすい」と話します。顧問先ごとに情報が整理されているため、必要な資料にたどり着くまでに迷う場面が減り、業務のテンポが崩れにくくなったと感じています。とりあえずTaxDomeを開けば、必要な情報がある。その感覚が、日常業務を支えています。 […]
TaxDomeのデモで、実際にご確認ください
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